冷やし中華が生まれたのは日本
「中華」とつきますが、冷やし中華の発祥は、日本。上海で食べられていたもやしと細切りの肉を乗せる涼拌麺(リャンパンメェン)という麺料理から着想を得て作られたとされています。
涼拌麺(リャンパンメェン)はうちわであおいで麺を冷ますだけ。一方、日本ではきれいな水が豊富なため、ざるそばと同じように、冷たい水でしめた喉越しの良い麺に。
その麺に、細切りにした具材を放射状に山型に盛り付けて、「富士山型」に。
さらに、液状のタレをつけた家庭用の冷やし中華が発売されてから、冷やし中華が全国的に広まりました。
冷やし中華独特の具材の盛り付け方は、富士山の形だったんですね。
夏のイメージの冷やし中華ですが、早いお店では4月、5月頃にはほとんどの店が冷やし中華を始めるそうです。
7月7日は「冷やし中華の日」。冷やし中華は夏の季語にもなっています。
冷やし中華もアレンジされている
北海道では「冷やしラーメン」 関西では「冷麺」と呼ばれることが多いそう。
東海地方ではマヨネーズをかけて食べるそうですよ。練りがらしがついてくるところも。 ラー油をちょい足しすると、おいしいという声もありました。
暑いときも、さっぱりと食べられる冷やし中華。 ひやむぎやそうめんだけを食べてしまいがちな夏ですが、具がたっぷり乗った冷やし中華は栄養バランスがとれた食事に。
具は定番のキュウリ・ハム・トマト・錦糸卵などですが、
- アボカド
- ツナ
- カニカマ
- 蒸し鶏
- 冷しゃぶ
- 唐揚げ
錦糸卵のかわりに、油揚げを細切りにしたものを乗せるとボリュームが出ておいしくなるそうです。
アレンジした冷やし中華もおいしそう。 酸味のきいた醤油だれやごまだれやゴマ油が入ったピリ辛のたれなど、たれもおいしい冷やし中華。 具やたれをアレンジすれば、いろいろな味が楽しめそうですね。