買い過ぎてしまったお肉や魚を冷凍して保存することは多いですが、困るのが解凍。
余計な水分が出て、べちょべちょになってしまったり、解凍するのに時間がかかったりと、うまくいかないことも。 早く、上手に解凍する方法を調べてみました。金属製の鍋で食材を挟む
冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍すると、上手く解凍できますが、半日ほどかかってしまいます。 電子レンジは早く解凍できますが、仕上がりはイマイチ。ところどころ熱が通ってしまい、べちょべちょになってしまうことに…。
アルミ製の鍋をふせて置き、底にラップを敷きます。解凍する肉や魚を置いて、さらにラップをして、もう一つのアルミ製の鍋を乗せます。鍋の底と底で食材を挟んで解凍する方法です。 食材の大きさにもよりますが、30分ほどで解凍できます。
アルミ製のトレーを使ってもOK。アルミ製の鍋がない時は、フライパンなど金属製の鍋を使ってください。 アルミは熱伝導率がよいため、普通のお皿で解凍するより早く解凍することができます。
でも、この方法だと夏場は食中毒が心配です。
氷水で解凍
氷水解凍ならドリップ(解凍時に出てしまう水分)を抑え、早く解凍できるというメリットが。方法は、
- 食材を入れたビニール袋を氷水を入れたボウルに沈ませる。
- 浮いてこないように重しをする。
氷水で解凍することで、急激に温度を上げることがなく、うまみを逃さないまま解凍することができます。 冷たい氷水のほうが解凍するのに時間がかかりそうですが、1~2時間で解凍することができます。 冷蔵庫で解凍するより、氷水解凍のほうが早く解凍できるわけは、空気よりも水のほうが20倍以上も伝導性に優れているからです。
冷凍するときも一工夫
冷凍するときには、ラップで包んでから、さらにアルミホイルで包んでおくと、においがつきにくくなり、水分を逃がさず黒ずみにくくなります。さらに、アルミのおかげで早く冷気が伝わり、急速冷凍できるので、鮮度を保ったまま保存できます。
せっかく冷凍した食材の味が落ちてしまうのは残念…。上手に解凍すれば、おいしさを保ったまま調理が可能に。氷水で解凍する方法を覚えておけば、冷凍した肉や魚をおいしく解凍できますね。