お菓子などのパッケージでよく見る、 「モンドセレクション金賞」の文字。「金賞」というとなんだかすごそうというイメージ。よく見かけるわりに、どんな賞か知らなかったので調べてみました。
モンドセレクションはベルギーにあった
モンドセレクションは 1961年に 独立団体としてベルギーの首都・ブリュッセルに設立。
出品者から送付された商品を専門家が試験やテイスティングをして審査します。
蒸留酒、リキュール ビール、食品、菓子、タバコや化粧品も審査の対象商品です。
審査基準 の「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」「消費者への情報提供」等の項目で、得点を計算。その結果、賞が決まります。
- 優秀品質最高金賞 平均得点が90点~100点
- 優秀品質金賞 平均得点が80点~89点
- 優秀品質銀賞 平均得点が70点~79点
- 優秀品質銅賞 平均得点が60点~69点
金賞以外にも最高金賞や銀賞、銅賞まであるんですね。審査方式は違いますが、ワインも対象商品です。
意外に審査は緩いよう…
世界的にモンドセレクションの知名度は低く、日本からの出品が半数を占めており、約8割が入賞しているそう。ある一定の基準を満たせば、授与される仕組みです。
金賞というぐらいなので、少数しかとれない もっと厳しいものだと思っていました。ちなみに、審査料は約15万円。
受賞した商品のパッケージには「モンドセレクション受賞」のマークを表示することができ、消費者にアピールできるようになります。
企業にとっては、商品をブランディングするために賞を獲得するようです。なんとモンドセレクションに申請するための代行業者まで存在するとか…。
実態を知ると、思っていたよりもすごくないことが判明。賞に弱い日本の消費者へのアピールに使われている模様…。なんだか複雑な気持ちなりました。
あまり賞に惑わされずに、商品を選んだほうがいいのかもしれませんね。そうはいっても、つい「モンドセレクション受賞」ほうに目が行ってしまいそうです…。