材料
夏みかん | 2個 |
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砂糖 | 皮と薄皮を除いた状態の夏みかんの重さの50% |
<夏みかんの薄皮をむく用> | |
重曹 | 小さじ1~2 | 水 | およそ500cc |
夏みかんの薄皮をむく
- 水500ccを鍋で沸騰させて、重曹を入れる。
- 夏みかんの外皮に包丁で切り込みを入れてからむく。
- 夏みかんの房をバラバラにして、重曹を溶かした鍋に入れて弱火で10分ぐらい煮る。
- 水を入れたボウルに取り出して、残っている薄皮をむく。
- 重さをはかる
- 夏みかんの重さの50%の重さの砂糖をはかって、用意する。
- お鍋に夏みかんと砂糖を入れて、木べらで混ぜながら中火でおよそ15分煮る。
- とろみがついてきたら完成。
薄皮の端がはがれかけたらOK
薄皮が重曹でやわらかくなっているので、簡単にむくことができます。
とろみをつけたい場合は、種を捨てずにとっておく。
夏みかんジャムの作り方
とろみをつけたい場合は、とっておいた種をお茶パックに入れて、一緒に煮る。
木べらにとったジャムに線を書いて、あとが残ればOK
すっぱい夏みかんで爽やかなジャムを作ってみました。種を入れずに作ると、ジャムと言うよりソースのようになって、ヨーグルトやミルクプリンにかけるのにもぴったり。苦味も少ないので、食べやすいと思います。
種を入れると、とろみがつくのは種に含まれるペクチンが溶けだすから。食物繊維のペクチンは煮ると溶けだし、糖分や果物の酸でジャムがゼリー状になります。
夏みかんの薄皮をむくのが面倒だったので、重曹でやわらかくしてむきやすく。ペロペロと薄皮がはがれて、ちょっとした理科の実験みたいで面白かったです。ジャムにしてしまうので、すこし薄皮が残っていてもOK。
ちなみに、柑橘類を使い、柑橘類の皮が入っているものだけをマーマレードと呼ぶそうです。たとえ、柑橘類を使っていても、柑橘類の皮が入っていないものはマーマレードとは言いません。 つまり、今回作った夏みかんのジャムは皮を使っていないので、マーマレードとは呼べないんですね。
作ったジャムは煮沸消毒した密閉できるビンに入れると、長期保存も可能に。 とはいえ、手作りジャムを保存しておくのは心配なので、いつもすぐ食べてしまいます。
すぐに食べてしまうときは、ビンやふたにキッチン用のアルコール除菌スプレーをしてからキッチンペーパーで拭いてジャムを入れて冷蔵庫で保存。 煮沸消毒をするのは大変ですが、この方法なら簡単。ただし、1~2週間ほどは大丈夫だと思いますが、早く食べきる必要が。
この夏みかんのジャムを使って、ホットレモンならぬホット夏みかんを作ってみました。 夏みかんジャム大さじ1にお湯150cc~200ccほどを注いで、混ぜるだけで完成。濃さはお好みで調整してください。夏みかんのさわやかな香りが広がって、体が温まります。紅茶に入れてみても。